2027年で蛍光灯の生産が終了します。
蛍光灯を本体から全てLEDに切り替えるのはコストがかかる…
ということで、今使っている蛍光灯の本体をLED対応に改造していきます。
実は簡単で、100Vの配線をLEDの口金に直結するだけ。
蛍光灯の場合は安定器や電子スターター(グロー球など含む)を介していますが、それらを取っ払うだけでLED化できます。
ちなみに、我が家の洗面所に設置してある蛍光灯がこちら。

簡単な配線図に直すと、以下の様な感じになります。
電子スターターをカット(赤×部分)、安定器に繋がる配線をカットして直結。
これだけです。

配線の直結だけは注意が必要で、「そのままネジって絶縁テープ」は止めた方が良いです。
差し込むだけで直結できる「差し込み型コネクタ」が便利。
後のメンテナンスにも最適です。
引き抜きたい時は、配線の差し込み根本を掴みグリグリと捻じりながら引くと抜けます。
今回は丸型蛍光灯で紹介しましたが、直管型でも方法は同じです。
★蛍光灯をLEDに変えるには
1.配線を辿って観察。
2.ブレーカーを落とし、安定器や電子スターター、グロー球などがある部分の配線をカット&排除、またはカット&直結する。
(要は100V電源がそのままLEDの口金に直結される様に配線する)
3.口金に配線する際、LやNの表記がある場合は注意。Lが黒線、Nが白線です(※)。
※Lは「Live」、Nは「Neutral」、通常の家庭用電源は黒がLで白がNですが、心配な場合は「検電テスター」で計測しておく。
検電テスターの使い方は、配線にテスターを接触させて光る方がL(100V)、光らない方がN(0V)です。
4.配線の直結には差込型コネクタを使うと安心。カチッと音がするまで配線を差し込むだけ。
※間違えた場合は、配線を差し込んだ根本を持ってグリグリ捻じりながら引っ張ると抜けます。
5.ブレーカーを戻し、LEDを点灯チェックして完成。
これだけの簡単な作業ですが、なぜLEDは電源を直結するだけで良いのか、蛍光灯などの安定器の様な回路が必要無いのか不思議に思いませんか?
簡単に説明すると、理由はLED本体内部に小さな電源回路を備えているから。
予め抵抗や整流回路などが組み込まれていることで、そのまま電源直結で使用できる、ということになります。
蛍光灯のままだと、使っている内に安定器など消耗品の交換が必要になってきますが、LED化するとそれらも必要なくなる。
電気代以外にも各消耗部品代も節約できることに繋がります。