【TOTOトイレ】タンク内で水がチョロチョロ…ダイヤフラム交換で直ります

実家から「トイレが壊れた!」とSOS。
タンク内でチョロチョロと水が漏れている?らしい。

ということで早速向かいました。

症状を確認。
蓋を開けてタンク内を見てみると、貯水満タンを検知するフロート根本にあるエアバルブ?から水がシューシュー?シュワシュワ?…と音を立てて霧状に噴き出ています。

下記写真、霧状の水が分かりにくいので点線書いてみました。

本来であれば、ここから水は漏れません。

この水が漏れだしている部分に小さな穴があり、フロートの根元にある小さなパッキンでこの穴を塞いだり開けたりします。

塞いでいる時はタンク内に貯水されず、開いている場合は水が貯められます。

この役割を担っているのが「ダイヤフラム」です。

この漏れ出している穴の奥にダイヤフラムはあります。
ダイヤフラムが正常に動作していれば、空気圧で水を止めたり流したり、正常に行われます。

今回のパターンは、ダイヤフラムが経年劣化で破け、負圧を上手く掛けることができないため、本来の吐水口(写真の黒パイプ、左側の白い部分)から水が流れず、ダイヤフラムのゴムの破け穴から漏れ出ていた様です。

こうなると、このシュワシュワ・チョロチョロと漏れ出す水でしかタンクを満水にできず、一度トイレを流せばタンクに水が貯まるまで時間がかかる…ということになります。

このままトイレを使えなくはないですが、漏れ出す水の音はうるさいですし、何よりタンクになかなか水が貯まらないことで、バケツなどで水を足すしかない。

ということで、ダイヤフラムを交換しました。



【TOTOトイレ ダイヤフラムの交換方法】



※止水栓は閉めて水を止めておくこと
そのまま作業すると、ダイヤフラムを抜いた時に水が噴き出します。
トイレタンク横の止水栓を閉めますが、解放したまま数十年経過している場合など、固着して回らない時があります。
そういう時は無理に回さない。パッキンが破損して水漏れすることがあります。
諦めて屋外などにある全体の止水栓を閉めましょう。

1.まずはトイレの型番を確認

タンクを見ると「SH90BA」とあります。

2.ダイヤフラムを入手

これに適合するダイヤフラムは「TS890A型用 TH405S(HH11113)」です。

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ちなみにこの「TH405S」、あらゆるタンク品番に適合します。

適合品番
SH30BA、SH31BA、SH32BA、SH33BA、SH80BA、SH81BA、SH90BA、SH91BA、SH92BA、SH93BA、SH350BA、SH351BA、SH370BA、SH371BA、SH380BA、SH381BA、SH390BA、SH391BA、SH474BA、SH475BA、SH560BA、SH561BA、SH564BA、SH565BA、SH670BA、SH671BA、SH680BA、SH681BA
などなど…

今回は近所のコーナンで入手。

困った時のコーナン、いつも助かってます。
ちなみに他のホームセンターでは取り寄せ商品でした。

3.フロートを外す

下の写真の様に、ボールタップを指でつまんでクリップから外します。

4.ナットを外す

下の写真の様に、樹脂製のナットを反時計回りに外します。
硬い場合はプライヤーなどで優しく挟み、回す。

5.ダイヤフラムを取り外す

ダイヤフラムを指でつまんで引き抜きます。

6.新しいダイヤフラムと交換

準備しておいた新しいダイヤフラム(TH405S)を差し込み、樹脂ナットを戻し、フロートも元に戻す。

7.止水栓を開けて、動作確認

止水栓を開けて、解放。
タンクに水が足りない場合は、自動的に水が補充されていきます。
既に満水で補充されない場合は、一度トイレを流してみる。

ドボドボドボ…と水が一気に補充されていき、満水になるとストップ。

が正常です。

ここまで確認できれば、以上で修理完了です。

作業としてはとっても簡単。

ついでに赤いつまみのフィルターも掃除しておきましょう。
結構カスが溜まってます。

今回修理したダイヤフラム、15年ほどでダメになりました。
メーカーによると5年くらいで交換を推奨されているよう?

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