【ハーレー・ショベル】四速フレームのドライブチェーン調整

四速フレーム・ショベルのドライブチェーン調整。
少し緩くなってきたので、張ります。


使う工具は…

ジャッキ
1-1/16インチソケット
トルクレンチ
1/2メガネレンチ
ノギス
太めのドライバー


★ドライブチェーンの調整方法


①ジャッキアップして、タイヤを回してチェーンが一番張るポイントを探す。
※車重の重いハーレーは、ジャッキアップして後輪を浮かせた0G状態が最もチェーンが張った状態(チェーン調整するべき状態)となります。
※チェーンには部分的に伸びが発生(片伸び)しますので、最もキツい場所で調整します。

②アクスルシャフトのナットを緩める。
※1-1/16インチのソケット使用

③チェーンアジャスターを締める。
※1/2インチのレンチ使用
※時計回りに締め込むとチェーンが張る。反時計回りに緩めるとチェーンが緩む。
(今回は135度ほど締め込みました。)

④太めのドライバーをチェーン下側、スプロケに噛ませて、タイヤをぐっと回す。
※チェーンに引っ張られてホイールがしっかり前に移動し、固定されます。

⑤ノギスでチェーンの振り幅をチェック。
※フロント、リアのスプロケの中間位置でチェック。
※チェーンの遊びは2~2.5cm、1インチ弱くらい。
※指でつまみ、上下に振った幅をチェックする。

⑥アクスルシャフトを締める。
※1-1/16インチのソケット、トルクレンチ使用
※トルクレンチの差込角が3/8サイズの場合は、1/2サイズ変換するソケットアダプターが必要
※締め付けトルク88.1~94.9Nm

⑦ジャッキを下ろし、乗車状態でのチェーンの張りも一応チェックする。


ドライブチェーン調整の要は「チェーンが一番張るタイミングで、最適な緩み(遊び)があるか」です。

・ドライブスプロケット(フロントスプロケ)
・スイングアームピボット
・ドリブンスプロケット(リアスプロケ)

のそれぞれ中心が真っすぐに並んだタイミングが一番チェーンが張ります。

※スイングアームピボットを中心に、サスペンションの伸び縮みでドリブンスプロケットが上下すると、チェーンは緩みます。

上記の3点が真っすぐ並んだタイミング(一番チェーンが張る状態)でチェーンがパツパツに張られた状態にならなければOKということになります。

車重の重いハーレーは、「ジャッキアップした0G状態」が上記のタイミングとなりますので、ジャッキアップ状態でチェーン調整を行います。
※国産車などサイドスタンドの状態で調整するものがあります。

今回調整幅は一番キツイところで2cmで調整しました。

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