Eキャブのセッティングについて。
聞いて、調べて、色んなやり方があって悩むので個人的にまとめてみました。
まずは、S&S Eキャブのセッティングについて詳しく紹介してくれている動画。
マニュアルに沿った内容で、とても勉強になります。
下記に要約します…
★Eキャブ セッティング方法
まずは各ジェットの選定から。
排気量 | 883cc | 74-88ci | 96-107ci | 111-124ci |
---|---|---|---|---|
インターミディエイトジェット (スロージェット) |
.0265-.028 | .0295 | .031 | .031 |
メインジェット | .066 | .072 | .076 | .078 |
僕のショベルは80ci(1,340cc)なので、インターミディエイトは「.0295」、メインは「.072」からスタートです。
ミクスチャースクリューはドン突きから1.5回転戻し、加速ポンプはドン突きから2.5回転戻しをデフォルトとします。
ミクスチャースクリュー
・締め込み:時計回り(ガス薄くなる)
・緩め:反時計回り(ガス濃くなる)
1.アイドリング1~2分後、アイドル高めに設定し、ミクスチャースクリューをエンジンが止まりそうになるまで締め込み。
2.次は緩めながら止まりそうになるまで。
3.丁度真ん中あたり(アイドリング最も高い)からチョット薄い方、がベストセッティング。
※ミクスチャースクリューはドン突きまで締め込んだ状態から「1回転~1回転半戻し」の間で調整が理想です。
1回転戻しより前にアイドリングが高くなってしまう場合は、インターミディエイトジェットの番手が大きすぎる(ガス量が多い)症状なので、1番手下げてみる。
1回転半戻しよりも後にアイドリングが高くなってしまう場合は、インターミディエイトジェットの番手が小さすぎる(ガス量が少ない)症状なので、1番手上げてみる。
インターミディエイトジェットは低速担当。
1.30~60キロで流し運転。
2.キャブ内でバックファイヤーが起きる場合(ガスが薄い症状)はインタメジェットをワンサイズ上に。
メインジェットは高速担当。
1.メインジェットは、ワンサイズずつ大きくしながら高速走行。
2.「伸び悩み?」な症状ならワンサイズダウン。
※上記のセッティングが上手く定まらない場合は、キャブに入るガスの量が不足している場合が有り。その場合はピンゲルのガスコックへ交換を推奨。
※メインジェットはインタメジェットと違い、ドレンボルトを外すだけで交換可能です。S&Sキャブレター用メインジェット交換ツールが便利でおすすめ。
加速ポンプの調整。
ポンプのストローク量を調整するので、締めこむとストローク量が小さくなり吐出量が少なくなる。
緩めると吐出量が多くなる。
1.最も締めこんだ状態から、1/4ずつ緩めて、アクセルをガバッ!
2.それでエンジンが止まりそうに(かぶりそうに)なったら、そこから2回転締めるとベストセッティング。
※最も締めこんだ状態(スクリューが底付きして触れた位置)から、2回転+1/4回転緩めた位置がデフォルトセッティング。
セッティング結果、下記で落ち着きました。
インターミディエイトジェット .031
メインジェット .070
加速ポンプ 2.5回転戻し