JLラングラーのメインバッテリー&サブバッテリー交換手順についての備忘録。
年末に車検を迎える我が家のJLラングラー。
3年を目途にバッテリー交換を予定しているので、今から情報収集です。
まだあまり事例が無いのか、情報が少ないですね…
まず、JLラングラーのバッテリーはメインとサブの2種類があります。
メインバッテリーの情報…
12V 65Ah
650 CCA
100 RC
AGM
サブバッテリーの情報…
12V 12Ah
200 CCA
※CCA…コールド・クランキング・アンペア。冷間時のクランキング能力、要はエンジン始動性能のことです。
※RC…リザーブキャパシティ。25Aの電流を放電して放電終止電圧10.5Vになるまでの時間。米国規格。EN規格は「20時間率容量」が使われています。
これに適応するバッテリーを探します。
まずはメインバッテリーを。
有名どころではJKラングラー対応のACデルコのLN3がありますが、JLラングラーはアイドリングストップ機能が付いてますので、少々心配です。
そこで候補はVARTA(バルタ)のAGMバッテリーに決めました。
◆VARTA(バルタ)AGMバッテリー 570 901 076 silver dynamic
アイドリングストップ車に対応したAGMバッテリー。
サイズも同じで、問題無く使えます。
価格は約2万円。
ちなみに、70Ah、760CCAと純正以上の性能です。
次にサブバッテリーの候補を。
どうやらBOSCH一択の様ですね。
価格は約17,000円。
品番に要注意、末尾「12-2」が付いているものを選びます。
※「12」は170CCA、「12-2」は200CCAです
12Ah、200CCAで純正同等の性能です。
サブバッテリーはエンジン始動とアイドリングストップの要だそうで?
こいつが死ぬとメインが生きていてもエンジン始動できなくなる、らしいです。
僕のJLラングラーは、納車から半年くらいでアイドリングストップが効かなくなりました。
メーター表示画面も「充電中」のまま。
ものすごく遠出したときなんか、たまに効きます。
(個人的にアイドリングストップはエンジン、何よりセルモーター周りに悪影響しかないと思ってますので、効かなくても良いんですが。)
今の状態で約2年、快適に乗れてますので、サブが死にかけてる…とは考えにくいです。
いっそのこと、サブを取っ払いたいなぁ。
サブバッテリー取り外すカスタムやってるお店もあるそうですね。
この辺はまた情報収集してみます。
~追記~
バッテリー上がり後、検証しました。(※検証記事はこちら)
「オルタネーターからの電気が先にメインバッテリーに充電され、メインが満充電になるとサブバッテリーに充電される」と噂がありましたが、計測結果どちらも同等に充電されていました。
メイン・サブ共に満充電に近い電圧が無いとアイドリングストップは機能しないようです。
(※現在2週間に1回のCTEK充電でアイドリングストップ機能しています)オプティマ・イエロートップでシングル化が流行っていますが、純正同等以上のメイン+サブでオプティマ以下の価格ですので、シングル化は止めました。
元々メイン&サブに分かれているものをシングル化すると、どの様な悪影響があるか未知数ですし、意味があっての設計だと信じておきます。
あと最後に必要なのが、車両情報のメモリー保護アイテム。
バッテリーを交換するにあたり、一度完全に電源がOFFになります。
その際、車両の何かしらのメモリーがリセットされますが、どういう影響が出るか分かりませんので、一応バックアップ電源を取ります。
価格は約2,500円。
運転席の下を覗くと、幅4cmほどの大きいコネクターがあります。
キャップを外して、MG-101を差し込みます。
インジケーターランプを確認し、これでバッテリー交換の準備完了です。
【MG-101取扱説明書】
ちなみに、MG-101は単三電池8本が必要です。
初回はこれら4点でしめて40,000円、といったところでしょうか?
2回目からはバッテリーのみで更に少し安くなりますね。
ディーラーでの純正バッテリー一式交換で10万超えなので、かなり安く仕上がるのではないでしょうか?
最後に交換方法を…
【JLラングラーのメインバッテリー&サブバッテリー交換手順】
★交換前準備★
※ボンネットはフロントガラス側に倒して「全開」にした方が絶対にやりやすいです。
バッテリーが約20kgと重いので、持ち上げるスペースが必要です。
厚めの毛布をフロントガラス~屋根に掛けて保護し、ボンネットを倒します。
※工具は10mmのソケット&ラチェット&20cm前後のエクステンションバーのみ。
バッテリー固定ブラケットを外すのに必要、僕はロングとショートのエクステンションバーを連結しました。
★交換手順★
1.メモリーバックアップ用電源MG-101を運転席下のコネクターに挿入。
2.メインバッテリーのマイナス・プラスを10mmで外します。
※色々繋がってますが、根元のナット1個を外すと全て一緒に外れます。
※マイナスに繋がっているコネクターを抜いておく。
3.バッテリー端子の対面側(運転席から見て左側)下奥を覗くと、メインバッテリーを固定しているブラケットのナットが見えます。
ラチェット&エクステンションバーを使い、10mmのソケットで外します。
※ボルトだけ抜かない。ブラケットを一緒に抜き取る。
※ブラケットの向きも確認。
4.車体側面からバッテリーを両手で持ち、右斜め手前側にずらし、持ち上げて外す。
※約20kgあるので注意。
5.メインバッテリー底板の中央上と左側(車体側面から見て)の2本のボルト10mmを外します。底板を外すとサブバッテリー出現。
6.サブバッテリーのマイナス・プラスを10mmで外し、交換。
7.逆の手順でメインバッテリー取り付けまで進む。
※バッテリーを取り外す時はマイナス・プラスの順番、取り付ける時はプラス・マイナスの順番です。
理由はボディアース。
車体全体がマイナス端子の役割になっていますので、先にプラスを外そうと工具をガチャガチャしている間にボディのどこかに工具が触れると…ショートしてしまいます。
先にマイナスを外すことで、ショートを回避します。
以上です。
◆メインバッテリー VARTA 570 901 076 silver dynamic AGM
◆サブバッテリー BOSCH BLACK-AGM BLA12-2
◆バックアップ電源 大自工業 OBDII MG-101
◆ラチェットハンドル&ビットセット
~後日のお話~
ついにバッテリー上がったので交換しました。
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