Tragedy of Rock'nRoll and Rockabilly 〜ロックンロール、ロカビリーの悲劇〜しかし、50年代後半を迎えると様々な悲劇がロックンロールスター、ロカビリースターを襲った。 58年、エルヴィス・プレスリー※ 2年の陸軍兵役。 この頃からまるで呪いのような出来事が起こる。 バディ・ホリー※、リッチー・バレンス※、ビッグ・ボッパーの3人はツアー移動中、飛行機が墜落し他界。 チャック・ベリー※は薬物使用により刑務所に。 ジェリー・リー・ルイス※はスキャンダルで消え、カール・パーキンス※は自動車事故に遭う。 エディ・コクラン※とジーン・ヴィンセント※はツアー移動中、タクシーで事故に遭い、エディ・コクランは他界。ジーン・ヴィンセントは重傷を負いながらも生き延びるが、事故以来ヒット曲に恵まれず、後に過度のアルコール摂取により他界。 そしてロックンロールの生みの親、アラン・フリード※はわいろスキャンダルでアルコールに溺れ死んだ。 59年は「ロックンロールが死んだ日」とも言われ、ドン・マクリーン、ジョン・レノンは自曲でロックンロールの死んだ日を歌っている。 ロカビリーを誕生させたエルヴィス・プレスリーを“きっかけ”に、全て偶然とは思えないほど、折り重なるように悲劇が起こり、ロックンロール、ロカビリーは廃れていった。 Rock'nRoll and Rockabilly Stars 〜ロックンロール、ロカビリーの立役者〜エルヴィス・プレスリーやジェリー・リー・ルイスのようにワイルドさや暴力性は無く、眼鏡を掛け、インテリジェンス溢れる雰囲気でスマート、ポップなロックンロールを歌い上げた。 エルヴィス・プレスリーと並びロカビリー創生期の人物の一人。 わずか17歳でロックンロール、ロカビリー界の頂点に登りつめた人物。 ロカビリーとメキシコ民謡を融合させた曲「ラ・バンバ」が有名。 同級生の女の子を一途に愛し続け、名前が曲名にもなっている「ドナ」は彼の繊細な心が表れている。 ロックンロール永遠の名曲「ジョニー・ビー・グッド」を生み出した人物。 ジョニー・ビー・グッドの前リフのメロディはロックンロールの代名詞として知られる。 キャロル、ロール・オーバー・ベートーベン、ロックンロール・ミュージックなど名曲多数。 当時珍しいピアノロックンローラー。手を鍵盤に叩きつけながらリズムに乗り、ロックンロールを奏でる姿は圧巻。自分の姪と結婚するなど、その他現代ではロリコンと呼ばれるような行動をしたことも有名。 エルヴィス・プレスリーに憧れ、SUNレコードの門を叩いた。 名曲「ブルー・スエード・シューズ」を生み出した人物。買い物中にジャガイモが転がり、ぶつかった先にブルー・スエード・シューズがあり、思いついたという話がある。この曲を歌うはずであったライブに病気で欠席し、代わりにエルビスが歌い大ヒットしたことは有名。 ロックンロール、ロカビリー界の伝説的存在の一人。 当時珍しいシンガーソングライターとしても活躍した。 21歳で他界したが、直前のラストシングルが「Three Staps To Heaven 〜天国への3つの階段〜」という皮肉な話がある。 エディ・コクランの友人で、共にロックンロール、ロカビリー界の立役者となり、ロックンローラーの定番ファッションともいえるレザーのツナギを最初に身に纏った人物。 ブルー・キャップスを率いてワイルドなロカビリーを歌い上げた。 ロカビリー界ではダークなイメージの存在として知られる。 50年代アメリカにおいて「ラジオ界の帝王」となった白人DJ。 「ロックン・ロール」という記念すべき名称の発案者であり、エルヴィス・プレスリーやチャック・ベリーを世に広め、ロックン・ロールをメインストリームに押し上げた功労者である。 ロカビリーの歴史が良く分かる映画 〜LA BAMBA「ラ・バンバ」〜リッチー・バレンスが成功して亡くなるまでの経緯が描かれている。 バディ・ホリー、エディ・コクラン(役:ブライアン・セッツァー)など、当時のロカビリースターも多く登場する。 彼らもまた悲劇への道を歩むのだが・・・、内容は見てのお楽しみ。 この映画を見ると、ますます「ロカビリーの悲劇」が偶然の出来事ではないような気がする。 ロカビリーの歴史を知る上でも、ぜひ観ておくべき映画。 悲劇から約20年、ある青年の登場により…「ロカビリーの復活!」を見る ◆◆◆ コンテンツ ◆◆◆
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